2022年最終戦

 


No.46 下浦の終了間際の劇的同点弾で

何とか引き分けに持ち込んだ前節のガルフ戦。

そこから約3ヶ月のリーグ中断期間を挟み、

迎えた2022年最終戦

お相手は現在首位のFCモンゴロイドさん。

試合前時点で当チーム(2位)との勝ち点差は2。

勝てば順位が入れ替わり、

首位に躍り出る重要な一戦。

 

 

 

試合は開始直後から一進一退の攻防となります。

前半7分、鋭い出足からNo.8 今井がプレス。

粘り強くプレスを続けボールを奪うと、すぐにラストパス。

これにNo.13 坂戸が、体を投げ出しながらもワンタッチで合わせ、見事にネットを揺らします。


No.13 坂戸はこれが今シーズン6得点目。

リーグ全体の得点ランキングでも、1位の13点、2位の7点につぐ6得点と、フィニッシャーとして完全に開花した男の一撃で先制点を奪います。

また、No.8 今井は前回の公式戦となった全日でのバイーア戦同様、集中した守備、素早い攻守の切替と素晴らしいパフォーマンスでした。

 

しかし、喜びも束の間。

前半8分、アクシデントによりNo.17 西田が1発退場。

キープ力、シュート技術、足元のテクニックを高水準で兼ね備える男を前半早々に失ってしまい、プラン変更を余儀なくされます。

 

残った3人で陣形を確認し、2分間を粘り強く耐え凌ごうとしますが、2分が終わる間際に中央を崩され無念の失点。

スコアは1-1の同点に。

 

その後、集中した守備から立て続けにカウンターを繰り出し、惜しいチャンスは作り出すものの得点には結び付かず…。

 


このまま前半を1-1で折り返す…と思われた前半終了間際。

疲労が隠しきれなくなり、ハーフタイムもちらつく中、相手に一瞬の隙を突かれ、ファー詰めで失点。

スコアは1-2となりハーフタイムへ。

 

 

 

ハーフタイムではセットの調整とポジションの入れ替えを行い、後半の戦い方を再確認。

まずは1点を返し、同点に追いつくことを目指し後半に臨みます。

 

昇格に向け何としてでも負けられない一戦。

重い価値をもつ次の1点を奪ったのは、EAA……ではなくモンゴロイドさんでした。


後半6分、No.46 下浦の強靭なフィジカルを活かした競り合いがファウルと判定され、イエローカードが提示されます。

これにより、下浦は累積警告による次節出場停止。

ピヴォとして今季5ゴールをあげ、運動量や守備強度含め、昨年から著しい成長を見せていた男を次節は欠くこととなります。

そして、このセットプレーから相手に押し込まれてしまい失点。スコアは1-3に。

 

 

 

先制点を奪ったものの同点に追いつかれ、逆転、さらにダメ押し点と徐々に差を広げられ、勝利を諦めてもおかしくない展開。

 


そんな雰囲気を打破したのは、この試合からスタッフ登録でベンチ入りした佐藤でした。

来季選手としてEAAへの加入が決定している佐藤は、終始ベンチから前向きな声を出し、1-3でビハインドの状況でも、変わらずチームを鼓舞し続けてくれました。

そんな佐藤の姿勢に呼応するように、ピッチ上の選手達も気落ちすることなく、まずは1点を返すぞと前を向いていました。

 

 

 

そして迎えた後半10分。

デザインされたセットプレーから、No.14 加登山が良いボールを放り込みます。

これをNo.46 下浦が強靭なフィジカルを活かしてワンタッチで落とすと、走り込んでいたNo.4 四方が見事に右足で合わせ、1点を返します。

残り時間は5分を切り、スコアは2−3。

 

 

 

この1点でチームは息を吹き返し、同点を目指して更に攻勢を強めますが、相手の粘り強い守備を前になかなかフィニッシュまで持ち込めません。

 


そしてセット替えを行い迎えた後半13分。

後方のエイトからNo.2 吉岡が綺麗なピヴォ当て→ピヴォのNo.13 坂戸が反応し、後方から駆け上がるNo.7 西田へ。

これを西田が持ち込み、体制を崩されながらも左足でシュート。

これが見事にネットを揺らし、土壇場でスコアは3−3に。

No.7 西田はこれが今季7点目。

リーグ全体の得点ランキングでは2位に。

 

 

 

ここからさらに攻勢を強め、迎えた終了間際。

No.46 下浦が強靭なフィジカルを活かし、競り合いからボールを奪うと右足を一閃。

 

 

 

キーパーの脇を抜け、入ったかに見えたシュートはポストを直撃。

あとボール1個分内側なら決勝点になっていた惜しいシュートでした。

 

 

 

終了間際にヒヤリとする場面もありましたが、ゴレイロのNo.1 南が指先で触るファインセーブを見せ、試合は3−3のまま試合終了となりました。

 

 

 

諸事情により来れなかったスタッフや、ベンチから選手を支えてくれたスタッフの想いも背負い、なんとか勝ちたい試合でしたがあと一歩力及ばず。

 

 

 

ここからは今シーズンの振り返りとなりますが、今シーズンはチームとして飛躍の年となりました。

昨シーズンは終盤の逆転負けなども多かったですが、今シーズンは終盤の粘り強さ、集中力の持続、諦めないメンタルが勝利に繋がっていると思います。

また体力面の成長もそうですが、各々が建設的に話し合いフットサルと向き合うことで、昨年より、一回りも二回りも成長した選手が多いのだと思います。

 

 

 


今年のリーグ戦は4勝2分で無敗の2位という結果でした。

入れ替え戦の3位以内は確定しましたが、自動昇格の2位以内は最終節に持ち越しとなった為、また気を引き締めてオフ明けの年明けから頑張っていこうと思います。

 

 

 

 

 

 

 

それではまた。

 

 

 

----府リーグ第6節----

 


12/11(日)

大阪府リーグ3部B 第6節

vs FCモンゴロイド

3-3 △

 


【得点者】

No.13  坂戸 裕貴

No.4    四方 正樹

No.7    西田 健太郎

 


【アシスト】

No.8    今井 裕貴

No.46 下浦 隼平

No.13  坂戸 裕貴

 


【チーム内得点ランキング】

1位 7点 西田(No.7 リーグ2位)

2位   6点 坂戸(No.13 リーグ8位)

3位   5点 下浦(No.46 リーグ12位)

4位   4点 加登山(No.14 リーグ16位)

5位   3点 四方(No.4 リーグ22位)

 


【チーム内アシストランキング】

1位    5A 西田(No.7)

2位 4A 下浦(No.46)

3位 3A 坂戸(No.13)